チェンソーマン

週刊少年ジャンプ2020年33・34合併号感想(ネタバレ注意)

週刊少年ジャンプ2020年33・34合併号を読んだので、感想を書いていきます。例のごとくネタバレ注意です。

『呪術廻戦』

呪術廻戦の感想なのに、早々『僕とロボコ』の話になりますが(^_^;)

その時のボンドくんの台詞「そしてZ戦士の降り方!」

これ普通に今週号の『呪術廻戦』の宿儺が該当しているんですけどw

こっちの場合は、Z戦士の降り方ではなく、Z戦士の戦い方ですねw

空中で両手を握り合わせた拳で漏瑚を叩きつけ、落下する漏瑚を追って自らも急降下。

漏瑚が落下するスピードよりも速く追いついて捕まえてさらに地面(ビルの屋上)に叩きつけ、

ビルの建物内7階分ぐらいの深さまでめりこませる。

うん、あれですね。

出る漫画間違えてない?

と言いたくなりましたw

あと気になるのはやはり宿儺の術式ですね。

理不尽に、無慈悲に人間の顔面や漏瑚の頭部分だけを一瞬で両断したあの能力。

これとは別の能力なのか、それともその派生の能力なのか。

最後の炎、これが非常に気になるところですね。

ぶっちゃけ前者でも後者でもどっちでもありえそうです。

宿儺なんですから、そもそも術式が一つとは限らない。

呪術廻戦での、人や呪霊が持つ術式は一つ、だったようなそうでもなかったような設定があったかは忘れましたが、

そうであったとしてもなかったとしても、宿儺というデタラメな呪霊、

それが術式が一つじゃなかったとしても驚きはしません。

そしてもし後者、あの無慈悲な切断と斬撃に関わる能力だとすれば……

炎と切断と聞けば、「溶接」あるいは「溶断」という言葉を思い浮かべます。

私も難しい溶接溶断技術については詳しくないのですが、

鉄などの金属を燃やしてその時発生する熱で前方の鉄を溶かし、それらを酸素気流で吹き飛ばす、ようなやり方?

超高熱による力を利用した切断(あるいは溶かす的な?)方法、みたいな感じでしょうか?

切断、斬撃。そして今週号最後の炎。

結びつくのがそういう溶接溶断に関係する術式、とか?

そんな感じしか私が思いつくものがなかったです(^_^;)

いずれにせよ、今まで謎だった宿儺の術式が明かされるのは楽しみです♪

あとストーリーの予想としては、恵パパの時同様、恵が鍵を握る。

と、私は勝手に予想しますw

恵が最後あのイカレた呪詛師――ナナミンにあれだけボコられてもそれでもまだ弱い者や弱っている者を襲撃するクズっぷりはある意味称賛に値しますが――に重傷を負わされていたので。

宿儺は恵がお気に入りらしいですから、その恵が死にかけてる状況を見て今のカオスな状況を止めて恵の救出ないしあの呪詛師を殺しに行って収まるのではないかと。

つまりあの呪詛師の死亡フラグが半端ないのですが(^_^;)

いずれにせよ、今後が楽しみなのは間違いありませんね。

『チェンソーマン』

カオスな状況はまだ続くのですね。

一体どれだけデンジくんとパワーと読者を苦しめるのやら💦

とりあえず、アキくんの今後についてが非常に気になるところです。

マキマさんの話では、銃の悪魔をマキマさんが仕留めそこなった(マキマさんのことだからわざとの可能性もありますが)ことにより、

銃の悪魔の魔人が死体に取り憑いて逃走し、それが今デンジと対峙しているということです。

つまりアキくんの死体に取り憑いたのは間違いないでしょう。

これにより、デンジくん(とパワーも?)がアキくんと望まない戦闘をしなければならず、アキくん(銃の魔人)がモブを大量に殺害し、建物を破壊しまくる姿は悲劇としては上手いと思います。

しかし気になる点は、アキくんの意識もちゃんとあるということ。

アキくんは(彼の深層意識では?)幼い姿で登場し、雪合戦のつもりでデンジくんたちと遊んでいるに過ぎず、

その場所で雪玉を投げたら、現実ではかめはめ波のような波動が出る銃弾が飛び交います。

しかもそれをモブに向けて発射し、虐殺する。

マジで鬼畜で絵面最悪な救いようがない展開です。

とりあえず言いたいことはまさかこの悲劇が終わったらアキくん、ご都合主義で復活したりしないよね?

いやここ何週間のアキくんの不幸っぷりはよく分かっているので、報われるためにも今回の一件を経て、

例えば銃の魔人を逆に乗っ取って復活するとか。

そういう展開すらあり得てしまうのですが。

心情を考えると彼はそういう展開で蘇っても許せますが、

でも散々モブどころか個人的に死んでほしくないネームドキャラも皆殺害しておいて(人気投票で上位のキャラすら)、

アキくんだけその対象外でご都合主義で復活するのはちょっと止めて頂きたい感じでもあります。

アキくんがホント可哀想すぎるので、復活した展開だったとしても許せてしまうと思いますが、

今回の一件が終わればより一層のカタルシスと共に、

できれば退場という形にして頂きたい感じです💦

『ハイキュー!!』

唯一の不満が、元音駒高校のメンバーの登場が遅すぎたこと。

あれだけ因縁深かったメンバーの今を最終話でようやく登場て、という感じが。

本当に今週号で終わるのは大人の事情関係ないのか? と勘ぐってしまいますが、

何故ならかつて敵として戦ったメンバーの今を描くのはとてもじゃないですがページが全然足りないイメージですから。

今回のように一瞬コマに登場させて今の職業を明かすぐらいならそれでいいですが、

本当ならブラックジャッカルとアドラーズのメンバー以外の活躍も再び見たかった読者はいたと思います。

今でも選手として活躍しているメンバーはもちろん、選手以外でも今の職業で頑張っている姿を。

今までの選手にもファンはいるのだから、そういうのに焦点を当てて欲しかったな、とは思いました。

でも、先に不満点を書かせて頂いたことで、後は目一杯褒めちぎれますw

最終話とは言え、高校編から時が経ったかつてのキャラクターを見るのは非常に楽しいです。

↑での不満点、もう少し彼らを掘り下げて読みたいという願いはあったものの、今回のようにやはり一瞬の登場であれば十分ですからね。

逆に一瞬の登場でも今の彼らが何をしているかを一瞬で読者に理解させるやり方は流石だと思いました。

個人的には天童くんとリエーフの今が一番笑いました。

天童くん、あの姿で「ショコラティエ」てw

パティシエ、とは違うのかな。

洋菓子店でチョコレートを振るう姿が妙にマッチしますw

元々あのゲスブロックで烏野高校を苦しめていた時代から好きだったキャラクターだけに、妙に安心しましたw

そしてリエーフ、こちらは天童くんとは違って似合いすぎですw

まさかのお姉さん共々モデル!

似合いすぎだから「まさか」でもなんでもないですがw

それぞれのキャラクターにそれぞれの今がある

それがしみじみ伝わってきましたね♪

そしてやはり日向と影山。

オリンピックで味方としてアルゼンチンチームと戦い、

そしてその翌年には再び敵として戦う。

やはり影山は烏野時代から、味方でありながらラスボスであり、そして終生のライバルとしての描かれ方が最後の最後までブレない感じでしたね♪

またまた人気作が減りますが、それでも、やはり今まで本当に面白い漫画をありがとうございましたと言いたいです!

古舘先生、本当にお疲れ様でした(^_^)/

『タイムパラドクスゴーストライター』

ひょっとして、なんですが、まさか打ち切り確定してませんよね?

前々から思っていたのですが、展開が早すぎる!

佐々木先生と、藍野イツキさんとで正真正銘競うような、切磋琢磨するような展開を若干期待していたのですが、

あっさり連載獲得。

あっさり佐々木先生の漫画(まあそれも元は藍野さんの漫画ですが)を抜いてアンケート1位を取り続け、

そして恐れていた未来、「藍野さんが倒れるというのが現実になってしまう」という展開。

それはせめて数か月先――とは言わないから、せめてもう何週かしてから描くべきでは? と思うのですが(^_^;)

何か展開が早すぎて、いつ連載が終了しても大丈夫そうにしているような姿勢が怖いです。

ここから藍野さん救出? までの展開は予想できて、そして予想できない部分もありますが。

これで藍野さんが死ぬ未来を回避できて、残る未来からの謎のメッセージとそれをよこしている者が誰か、

そして未来からどうやって未来のジャンプを送っているのか、

それが分かってしまったらもう連載終了しそうなのですが(^_^;)

この間連載が始まったばかりなのに💦

まあ、作者先生が先を急ぐタイプの作家さんだったり、あるいはまたもや大人の事情が絡んでいたりしていたのだとしても、

一読者に過ぎない私にはどうにもできないわけですが。

とりあえず予想できるのは、今回の藍野さんの幼少期に会っていたあのおじいさんが非常に怪しいですね。

怪しいというか、ほぼ確定でしょうか。

あのおじいさんが未来から佐々木先生に未来のジャンプを送っていたのでは?

・ジャンプを創刊号から(当時の)現在までの号を持っている。

・当時藍野さんが読んでいた、彼女が気に入った漫画に佐々木先生の元にあったフューチャーくんが登場していた。

・藍野さんが「漫画家になる!」と言った後の反応。

・藍野さんに「自由に自由に…楽しんで描いてくださいね」という台詞(藍野さんの未来が分かっていて身を案じている?)

・別れの際置手紙で姿を見せず、ジャンプのコレクションとフューチャーくんのロボット人形(佐々木先生の部屋にあったのとは違うやつ?)を藍野さんに渡す。

・藍野さんのヘアピンについてる☻マーク。そのマークが佐々木先生の元に届いた未来からの手紙の最後に出てきた。

・最初の頃は☻マークがついてるヘアピンしてなかったのに、おじいさんと会い続けている内にいつのまにか☻マークがついているヘアピンを付けるようになった。

・そのヘアピンを付ける瞬間は描かれなかったが、ひょっとしたらおじいさんにプレゼントされた?

↑のように、これだけ怪しい要素があるのに未来からのメッセージと関わりがないと考えるのはちょっと無理があります。

今後が楽しみではあるんですが、早々に終わらさないで欲しいと切に願います(^_^;)